2014/12/31

 呪詛のような言葉を投げかけられる事も非常に多かったですし、体調を崩して入院して人生初めての全身麻酔を経験したりと思いの外ハードな一年だったなという印象です。仕事と卒業制作。何かを諦めていく事が多く、僕の心の中で燃えていた何かが火種を失って少しずつ冷たく消えていくのを感じる一年間でした。

 僕は有志の方々とテキストサイトをまた流行らせようという試みを行い、現在そのサイトは200を超えており風向きは良い方向に向かっています。が、ネットの活動というのは難しいもので僕一人では日常生活の忙しさもあって手に負えないことが多かったことも事実であり、今年の11月まではそのグループから離れておりました。活動を再開したとき、温かい空気で迎え入れてくれた仲間たちに心から感謝したく存じます。ありがとうございます。頑張ります。なるべく。
 正直現時点でも僕に対して嫌悪感を抱いている方は多くいらっしゃるとは思いますが、僕はそういうのあまり気にしないでやりたい事をやる人間なので僕のことなど忘れて、ご自身のやりたいことに一意専心していただければと思います。本当に身勝手ですみません。

 僕の行動に賛否が別れることが多く、例えば今年に行った炎上商法。コスプレイヤーの方々の行動に生産性はあるのか? という題に添って「ここをこう言えば他の誰かが突っ込んできたりするだろうなぁ」とニヤニヤしながら楽しんでいると思いの外多くの人が集まってリアルの友人にアカウントがバレたりしたなどということがあったのですが、正直アレは人としてどうかと思いますよ。僕が。それをあえてやるって事も、ネットの面白さとしてアリかと思ってやっただけなので。実際、前々からコスプレという行動の生産性については疑問を頂いていたから、答えを知ったいい機会ではあるんですけどね。
 
 っていうか批判や暴言ぐらいでガタガタ言うとか小学校の帰りの会かよって感じなんですよ。いちいちそんなものに腹を立ててしまうなんて猿から全然進化していないんじゃないかしらと思ってしまいます。別にそう思う人がいるんだーぐらいで捉えればいいのに、それが出来ないっていうのはクールじゃないなぁって思います。

 ネット上ってのは腐海みたいなもので、毒素に満ちあふれているけどそれが無ければ生きていけない悲しい世界だと僕は思っているんですよ。だからいかに呪詛みたいな言葉に対してクールに返せるかが鍵になっていると思うんです。
 ネットをやっていれば心が腐るに決まってるんですよ。これだけ欲を満たせて、リアル以上に醜い世界なら心が腐るに決まっているんです。だからいかに自分の心とその世界にラインを引いて利用するかってのが本当に大切だと思うんですよね。

 僕がサイトを運営する上で「お前のサイトはつまらない」とか「閉鎖しろ」とか、色々な事を言われました。とくに炎上が終わった辺り。今でもメールの受信ボックスに脅迫めいた文章が送られてきたり、グロ画像のフルコースが送られてきたりします。が、正直なんのダメージにもなってないのでやるならもっと頭を使ってくれないと僕の心は弱りません。ただ「お前の文章は○○が良くない」だとか具体的に指摘してくれるアンチの方には本当に感謝しています。客観的にそういう部分を指摘してくれる人ってのはあまりいないのですごく貴重な意見です。少しずつ直して、自分のサイトが良くなっていけばいいなぁと思っております。

 というわけで、アンチの方々はこれから頑張って僕を追い詰めて下さい。皆様は大事なお客様ですので歓迎します。へへへ。

 あと当サイトを見てくれているファンの方々は本当にありがとうございます。勝手に名前を出して申し訳ないですけど、ねぎ姉さんの作者様やネットで名を馳せた方々が当サイトを好評いただきましてとても自信がつきました。
 たまに応援のメールを送ってくれる方々も、本当にありがとうございます。何の取り柄もない僕ですけど、これからも頑張ってサイトを更新していこうと思います。

 サイトを運営するうえで、「これって面白いのか?」とか「批判されないかな」と不安になってしまう方がいたりするかもしれませんが、正直逮捕されなければ何やったっていいんですよ。それぐらいのことをやったほうが面白いに決まってるんですよ。もっと自分を曝け出して、やりたいことをやればいい。やりたいことをやって批判されるのと、やりたくないことをやって相手にされないのであれば、絶対に前者のほうがいいに決まっているではありませんか。僕らは誰も見ない僻地の壁画に書き記しているわけでもなく、インターネットという人が多く集まる場所に自分をさらけ出しているんですから。臆病にならず、「これが俺だ」と自信を持てばいいんです。それが間違っていても正しくても構いません。批判的な言葉やアンチが送る呪詛みたいな言葉なんて所詮はただの言葉なんですから。

 さて、話が変な方向に行きましたな。とにかく今年を総括すると良くも悪くも濃ゆい年でした。来年はどんな年になるかはわかりませんが、多くの人に程よい刺激があって、小さじ一杯程度の不幸が味わえるちょうどいい一年になりますことを心より祈っております。

 それでは皆様、良いお年を。